ドラム初心者が絶対叩ける簡単な曲12選!定番8ビート攻略法
スティックを手に入れたばかりの初心者が、最も早くドラムの醍醐味を味わう方法は「まず1曲を通して叩き切ること」です。基礎練習の反復はもちろん大切ですが、好きな楽曲のリズムに乗って体を動かす達成感こそが、モチベーションを爆発的に高める最大の原動力になります。
ドラムは手足を別々に動かす難しさがある反面、基本の「8ビート」を1パターン覚えるだけで演奏できる名曲が無数に存在します。練習初期につまずきやすいポイントを回避しつつ、最短でマスターできるJ-POP、洋楽、アニソンの名曲群と、挫折を防ぐ効率的なステップを網羅して解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:初心者が最初に選ぶべきは、テンポ(BPM)が100〜120前後で安定し、手足の複雑なゴーストノートがない8ビート主体の楽曲。
- 要点2:『小さな恋のうた』など定番曲からスタートし、『天体観測』のようなシンコペーションを含む難関曲はステップアップ段階で挑むのが鉄則。
- 要点3:原曲の難しいフィルインを簡略化し、メトロノームに合わせた脱力演奏を意識することが最速上達への最短ルート。
【挫折ゼロへ】ドラム初心者が最初に叩くべき「簡単な曲」の選び方
ドラム初心者の練習曲選びで最も避けるべきなのは、「好きだから」という理由だけで変拍子や手数の多いテクニカルな楽曲を選んでしまうパターンです。手足の分離が未完成の段階でハイテンポな曲に挑むと、リズムが崩れて演奏が破綻し、挫折の原因になります。
最初の1曲を選ぶ際は、ドラムのテンポが遅い曲、またはBPM100〜120程度のミディアムテンポを目安に設定するのが理想的です。ゆったりとしたテンポであれば、バスドラムを踏むタイミングやハイハットの刻みを頭の中で整理しながらスティックを落とせます。
また、曲全体を通してドラムの8ビート練習曲として機能する、リズムパターンの変化が少ない楽曲を選ぶ視点も欠かせません。Aメロ、Bメロ、サビで基本的な手足の動きが変わらない曲を選ぶことで、パターンの切り替えに焦ることなく、リズムのキープに集中できます。
【J-POP編】ドラム初心者が取り組みやすい定番曲4選
ドラム初心者が取り組みやすいJ-POPの定番曲は、シンプルでありながらバンド全体のグルーヴを支える楽しさをダイレクトに実感できる名曲揃いです。
① MONGOL800『小さな恋のうた』
『小さな恋のうた』はドラム初心者の登竜門として長年支持され続けている代表格です。疾走感のあるエイトビートが主体で、バスドラムの踏み込み位置が非常に素直なため、手足の連動を直感的に覚えられます。まずはテンポを少し落として練習し、右手のハイハットがブレないようキープするのがコツです。
② スピッツ『チェリー』
テンポが落ち着いており、1音1音の粒を揃える練習に最適な1曲です。バスドラムのパターンが基本に忠実で、無理な手足の動きを一切要求されません。リラックスしてスティックの重みをスネアに乗せる感覚を養うのにうってつけの素材です。
③ back number『高嶺の花子さん』
アップテンポでエネルギッシュな楽曲ですが、ドラムの骨格自体は非常にオーソドックスな8ビートで構成されています。サビでしっかりオープンハイハットやクラッシュシンバルを鳴らし分ける練習になり、叩けたときの爽快感は抜群です。
④ あいみょん『マリーゴールド』
心地よいミディアムテンポで、バスドラムの安定感が試される楽曲です。手数を増やすのではなく、一定のリズムを正確に刻み続ける「タイム感」を鍛える練習として極めて高い学習効果を発揮します。
【難易度検証】BUMP OF CHICKEN『天体観測』は初心者が叩けるのか?
初心者向けのおすすめ曲として名前が挙がりやすいBUMP OF CHICKENの『天体観測』ですが、実際の『天体観測』のドラム難易度は初心者にとって中級レベルへのステップアップ曲という位置づけになります。
イントロやサビの裏で鳴るキメ(シンコペーション)や、小節をまたぐバスドラムのアクセントが多用されているため、完全な初心者が1曲目に選ぶとリズムを見失いがちです。ハイハットのオープン・クローズも頻繁に登場するため、左足のコントロールも要求されます。
もし『天体観測』に挑戦したい場合は、まず『小さな恋のうた』などのシンプルな8ビートをマスターした後に挑むか、複雑なフィルインやバスドラムの連打を簡略化した「イージーアレンジ」から練習を始めるのが賢明なアプローチです。
【洋楽編】簡単でかっこいい!世界基準のドラム名曲3選
洋楽には、音数が極限まで削ぎ落とされているにもかかわらず、圧倒的な存在感を放つドラムの名曲が数多く存在します。初心者でも取り組みやすく、叩くだけでドラマーとしての風格が出る楽曲を厳選しました。
① AC/DC『Back In Black』
世界中のドラマーが基礎固めに活用するロックドラムの至宝です。装飾音のない直球の8ビートでありながら、スネアのバックビート(2拍・4拍)を力強く叩き込むだけで最高にクールなグルーヴが生まれます。無駄な力を抜いてしっかり鳴らす練習に最適です。
② Michael Jackson『Billie Jean』
イントロからアウトロまで、ほぼ同一のシンプルなリズムパターンが続く究極のミニマルビートです。余計なフィルインが入らない分、手足の独立性と正確なタイムキープが求められ、リズムマシンになったような集中力を体験できます。
③ Nirvana『Smells Like Teen Spirit』
力強いドラムのダイナミクス(音の強弱)を体感したい人におすすめです。静かなバース部分と爆発するサビのメリハリが明確で、全身を使ってロックドラムを叩き鳴らす喜びを存分に味わえます。
【アニソン編】ノリを掴んで楽しく叩ける人気練習曲3選
アニメソングの中でもドラムが簡単な曲は、メロディがキャッチーでリズムの展開が分かりやすいため、練習へのモチベーションを維持しやすい特徴があります。
① 映画『君の名は。』主題歌 / RADWIMPS『前前前世』
疾走感あふれるロックビートが特徴で、バンド演奏の楽しさを全身で感じられる人気曲です。原曲通りの細かなハイハットさばきが難しい場合は、シンプルな8ビートに置き換えるだけで十分に曲のノリを再現できます。
② 放課後ティータイム『Don't say "lazy"』
アニメ『けいおん!』のエンディング曲であり、ガールズバンドブームを牽引した名曲です。ドラムのフレーズがロックの基本に忠実で、力強いスネアとバスドラムの連動を身につけるのに適しています。
③ 秦基博『ひまわりの約束』
バラード調のゆったりとしたテンポで構成されており、焦らず丁寧にドラムキットを鳴らす練習になります。スティックの軌道やフォームを1つずつ確認しながら叩けるため、フォーム改善の課題曲としても優秀です。
【楽譜の入手と活用法】ドラムスコア・バンドスコアの効率的な見方
練習曲が決まったら、楽譜を手元に用意して演奏の構造を視覚的に把握することが大切です。現在では、初心者が活用できる無料のドラムスコアやタブ譜(ドラムTAB)を提供するWebサービスや動画プラットフォームが充実しています。
海外のスコア共有サイトやYouTubeのドラム練習動画では、楽曲に合わせて楽譜が流れるプレビュー動画が多数公開されており、楽譜が読めない初心者でも視覚と聴覚の両方からタイミングを掴むことが可能です。
本格的にバンド練習を進める場合は、初心者向けのバンドスコアを購入するのが確実です。初心者向けスコアでは、プロのドラマーが叩いている極端に難しいフィルインがあらかじめ簡略化されて記譜されているケースが多く、無理なく曲の全体像を掴むことができます。
【最速上達のコツ】8ビートの安定化と簡単なフィルインの練習手順
初心者がドラムを上達させるコツは、いきなり手足を同時に動かそうとせず、パートごとに動きを分解して練習することです。
まずは右手でハイハットの「1、2、3、4」を等間隔に刻む練習から始め、そこに左手のスネア(2拍・4拍)を合わせます。手の動きが完全に無意識でできるようになった段階で、初めて右足のバスドラム(1拍・3拍など)を合流させます。この段階的なアプローチを徹底するだけで、手足の混乱を劇的に軽減できます。
曲の節目を彩るフィルイン(おかず)に関しても、最初は複雑なコンビネーションを狙う必要はありません。スネアを「タタタタ」と4拍目に4回叩くだけの簡単なドラムフィルイン練習を繰り返すだけで、十分に楽曲の展開を表現できます。大事なのは手数を増やすことではなく、フィルインを叩いた後にテンポを崩さずサビの頭に戻ることです。
【ドラムの簡単な曲】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:電子ドラムしか持っていなくても、スタジオの生ドラムと同じように上達できますか?
A1:十分に上達可能です。電子ドラムで練習する際は、メトロノーム機能を活用して正確なリズムキープを意識してください。ただし、生ドラムは打面の跳ね返り(リバウンド)やシンバルの音量バランスが異なるため、月に1〜2回は音楽スタジオで本物のドラムセットを鳴らして感触を確かめることをおすすめします。
Q2:楽譜(ドラム譜)がまったく読めなくても曲を叩けるようになりますか?
A2:読めなくても演奏自体は可能です。ドラムは音程がなく「どの楽器をどのタイミングで叩くか」というリズムの配置だけなので、YouTubeの演奏動画やリズムゲーム感覚の解説動画を見ながら体で覚える初心者は大勢います。曲に慣れてきた段階で少しずつ音符の位置を覚えていけば問題ありません。
Q3:練習を始めてから1曲通して叩けるようになるまで、どれくらいの期間が必要ですか?
A3:『小さな恋のうた』や『チェリー』のような8ビート主体の楽曲であれば、1日30分の練習を続けておよそ1〜2週間程度で最後まで通して叩けるようになるのが一般的です。完璧な完成度を求めすぎず、多少のリズムのズレがあっても曲を止めずに叩き切る練習を繰り返すことが上達への近道です。
まとめ:好きな1曲を叩き切る達成感がドラム上達の最高の近道
ドラム上達の最大の秘訣は、机の上の基礎練習だけで完結させず、早い段階で「音楽に合わせてドラムを鳴らす爽快感」を味わうことにあります。
まずはテンポが安定したシンプルな8ビートの楽曲からスタートし、手足の分離とリズムキープの感覚を掴んでいきましょう。1曲を最初から最後まで叩き切った瞬間の達成感は、ドラマーとしての確固たる自信となり、次のステップへ進む強力なエネルギーに変わります。 (出典: ドラム 簡単 な 曲(Yahoo!ニュース))